文政一分判(ぶんせいいちぶばん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.文政一分判の古銭を査定・買取希望のお客様へ

「文政一分判」は、市場で数万円の取引がなされている古銭です。比較的現存する枚数が多い金貨であるため、査定価格は数万円以内に収まりますが、逆打ちと呼ばれるエラーコインの場合、100,000円以上になることもあり、一度査定に出してみる価値は十分にある古銭です。

2.文政一分判の発行された時代や見た目の特徴

この「文政一分判」は、文政2年(1819年)から文政11年(1828年)に鋳造されていた金貨です。重さは3.27g、金品位は金560・銀440と、金の含有率は少なめです。このあたりの時代から金貨などのお金が多く流通するようになり、多くの枚数がつくられたため、金の含有率が下がり、品質も低下していました。また、文政小判金と同じく、時代印の「文」の字は草書体が使われていることから「草文一分判金」とも呼ばれています。

3.文政一分判の発行枚数や希少価値

お金がたくさん流通し始めた時代に製造された「文政一分判」は、現在でも多く見つかっており、希少価値はあまり高くありません。ただし、状態が良いものや、逆打ちのエラーコインは珍しく、希少価値も高くなります。

4.文政一分判の古銭査定ポイントはこちら

買取査定においては、キズや摩耗が少なく、図案も綺麗に残ったコンディションが良い金貨であるか、鑑定書は付属しているかどうかなどがあります。金貨は金や銀を含むため、摩耗が少なければ少ないほど、良い評価になります。また、レプリカや贋作でないことを証明するための鑑定書が付いている場合はさらに、積極的に買取が行われるでしょう。そして、エラーコインである逆打ちの「文政一分判」の場合は、通常金貨の何倍にもなる査定結果が出ることも珍しくありません。

対象古銭の査定ポイント
  • 逆打ちのエラーコインでかどうか
  • 鑑定書の有無
  • 状態の良い美品かどうか
  • 保管状態が良く金、銀の摩耗が少ないかどうか
  • 木箱や文書が付属しているか

5.文政一分判の取引相場価格や高額査定について

「文政一分判」の取引相場価格はグレードによって異なり、キズや摩耗が激しい「下」の場合25,000円前後、キズや汚れはあるが摩耗の少ない「中」では35,000円前後、キズや汚れ、摩耗が少ない「上」の場合は60,000円前後です。逆打ちの場合、「下」でも60,000円、「中」では100,000円、「上」では150,000円前後と、高額になります。ネットオークションでは、傷や汚れ、摩耗の少ない上品から「中」ほどの「文政一分判」が26,200円で落札されたケースがありました。

6.文政一分判の査定・買取希望についてのまとめ

この金貨は製造数が多く、現存する枚数も多いため希少価値は高くありませんが、逆打ちなどのエラーコインの場合は150,000円前後の査定価格がつくことも期待できます。通常のものであっても、数万円で買い取られる価値はある金貨なので、処分することなく査定に出すようにしましょう。