改三分定銀(あらためさんぶさだぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定
1.改三分定銀を売りたいお客様へ
メキシコ8レアル銀貨に「改三分定」の極印が打たれた江戸時代の銀貨幣です。アメリカ合衆国の外交官、タウンゼント・ハリスの要請によって幕府が発行を行いましたが、国内で定着せず、わずか半年の期間しか打刻が行われませんでした。現存数が大変少ない希少品で、鑑定書付きの美品なら100万円前後の取引も期待できます。
2.改三分定銀についての解説
「改三分定」と打刻されたメキシコ8レアル銀貨で、その直径は約38.6mm、重さ約27g、品位は銀86.2%~88.6%です。1860年(安政6年)、米国総領事ハリスからの要請によって洋銀貨1枚を三分銀の価値として通用させるために発行されましたが、国内で定着しなかったため極印打ちは半年で打ち切られています。洋銀に直接「改三分定」と極印されているのが特徴と言えます。アメリカ銀貨やロシア銀貨にも極印されたとありますが、現存するのはメキシコ8レアル銀貨のみと言われています。
3.改三分定銀の希少価値
わずか半年ほどで打刻作業が打ち切られたため、発行数も現存数も少なく、大変希少な銀貨です。極印の文字には大と小と分けられ、「大字」の方が少ないため、小文字よりも高い値がつきやすいです。100万円に近い金額で取り引きされることもあるため、贋作も多く注意が必要な銀貨幣と言えます。
4.改三分定銀の買取査定ポイント
高額査定を見込める銀貨には偽物も多いため、真贋を確かめるのが重要な査定ポイントです。鑑定書の有無が最初の確認事項となり、次いで極印の文字が大字か小字か、規定品位を維持しているか、状態の優劣などの細かいチェックも査定事項として挙げられます。
代表的な査定ポイント- 極印の文字が大字か小字か
- 傷や劣化がどの程度あるか
- 規定の品位(金、銀、雑などの割合、重さ)が保たれているか
- 鑑定書の有無
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
5.改三分定銀の取引相場価格
美品から極美品では100万円~140万円、並品でも80万円前後の相場です。過去には、全体的に黒っぽい変色が見られ、傷もある並品(鑑定書付き、大字)が88万円で、変色や傷の少ない美品(鑑定書付き、小文字)が85万円の高値で取り引きされています。現存数の少ない大字の鑑定書付き美品なら、100万円を超える値も望めるでしょう。現在店頭売りされている品物が2件ありましたが、鑑定書無し小字の美品が97.7万円、鑑定書付き美品が129.6万円と、どちらも高額です。
6.改三分定銀の買取についてのまとめ
並程度の状態でも80万円以上の値が付く、現存しているだけでも貴重な品物です。もし、お手元にありましたら無理に洗ったりせず、詳しい専門家に見てもらうと良いでしょう。贋作も多く出回っているため、注意が必要です。当貨幣をお持ちの方は、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。
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