プラド美術館200周年記念コイン（ぷらどびじゅつかんにひゃくしゅうねんきねんこいん）を高価買取！古銭の査定ポイントを徹底解説！

1.プラド美術館200周年記念コインを売りたいお客様へ

芸術の国スペインが誇るプラド美術館200周年を記念し、2019年に王立スペイン造幣局より発行された記念コインです。美の殿堂とも呼ばれるプラド美術館の200周年を祝うに相応しく、美術史上大きな価値を有する名だたる作品をモチーフに鋳造されました。まさに、芸術品と呼ぶにふさわしい記念コインは国内数の販売数が金貨、銀貨それぞれ1.100枚と限られており、現在市場に出回ることの稀な硬貨となっています。

2.プラド美術館200周年記念コインについての解説

プラド美術館200周年記念コインは、純金製の100ユーロ金貨と、純銀製の10ユーロ銀貨の2種となります。3種の金貨は全て直径23mm、重さ6.75gで鋳造され、各300枚が限定販売されました。全ての表面にはスペイン造幣局のロゴと共にベラスケス像が描かれています。純銀製の銀貨は、重さ31.41g、直径36mmの希少な正方形デザインであることが特徴です。表面には金貨と同じ絵柄が施され、裏面の3種のデザインは美しいカラー仕上げとなっています。日本国内では単体での販売はされず、3種が専用ボックスに収められ、1,100セットが販売されました。

3.プラド美術館200周年記念コインの種類

プラド美術館200周年記念　カール5世金貨

神聖ローマ皇帝カール5世の姿をモチーフとした彫刻作品「カール5世と猛威」をデザインした金貨です。甲冑に身を包むカール5世の重厚な姿がしっかりとした浮彫りで表現されています。

プラド美術館200周年記念　メレアグロス金貨

ギリシア神話の英雄メレアグロスがカリュドーンのイノシシを退治する雄姿を表現した彫刻作品「メレアグロスの狩り」をモチーフとした金貨です。壮大な物語を感じさせるメレアグロスの姿を中心に、コインの周りは華やかな装飾で彩られています。

プラド美術館200周年記念　サン・イルデフォンソ金貨

彫刻家パシテレスの弟子による作品「オレステースとピュラーデス」をモチーフとした金貨です。若者がもう一人の肩にひじをかけているポーズは、現代では兄弟愛のしるしと解釈されています。

プラド美術館200周年記念　裸のマハ銀貨

「裸のマハ」は、プラド美術館で最も所蔵作品数の多いフランシスコ・デ・ゴヤが描いた唯一の裸婦像です。コイン上部には作者名である「GOYA」が刻印され、コインの周囲は額縁を思わせる華やかな装飾が施されています。

プラド美術館200周年記念　受胎告知銀貨

処女マリアに天使ガブリエルがキリストの受胎を告げる新約聖書のエピソードのひとつ「受胎告知」をモチーフとした銀貨です。過去に多くの画家が手掛けてきた受胎告知の中でも、エル・グレコの描く作品は迫力ある構図が目を引くものとなっています。

プラド美術館200周年記念　金貨・銀貨3セット

記念金貨である「カール5世」「メレアグロス」「サンイルデファンソ」の3セットで限定800品で、356,400円という価格で販売されました。また、記念銀貨である「裸のマハ」「王太子カルロス」「受胎告知銀貨」の3セットでは限定1.100品で販売されており、価格としては、49,680円となります。

4.プラド美術館200周年記念コインの買取査定ポイント

芸術性の高いコインのため、査定時には保存状態が良いことが大きなポイントとなります。保存方法としては、直射日光には当てずに、ケースや箱に入れると良いです。高級感溢れる美しいホワイトボックスが付属し、各商品のブックレットが揃っているものであればなお良いでしょう。

• 傷や擦れのない美品であるか
• 専用ボックスやブックレットが付属しているか
• 地金価値を有する品であるか
• 劣化を防ぐため密閉ケースで保管されているか

5.プラド美術館200周年記念コインの取引相場価格

発行から間もないプラド美術館200周年記念コインは、現在市場に出回ることは稀な品です。日本市場では、銀貨3セットが12,001円で取引されておりました。こちらは付属品もついており、傷や汚れなどはなく、綺麗な品物です。金貨に関しては取引実績がございませんが、高値で取引される可能性が十分にあります。

6.プラド美術館200周年記念コインの買取についてのまとめ

世界屈指の美術コレクションを貯蔵するプラド美術館の200周年を記念したコインは、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい美しさを有しています。金貨は1枚あたり118,000円と高額でありながら全てが売り切れ、現在も市場で見かけることは稀な品です。芸術性と共に地金価値を有する品のため、お手元にお持ちの際にはぜひ査定に出してみる事をおすすめいたします。