古南鐐二朱銀(こなんりょうにしゅぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定
1.古南鐐二朱銀を売りたいお客様へ
1772年(明和9年)に発行された銀貨で、前期の明和型と後期の寛政型に分類されています。発行枚数が多い割に、市場では高値で取引されるコレクターにも人気の古銭です。中には、どちらに分類されるか見分けが難しい中間型もあるため、専門家の査定が望まれます。状態の良い前期のものは20,000円前後から、中間型でも10,000円以上の値が期待できます。
2.古南鐐二朱銀についての解説
1772年(明和9年)~1824年(文政7年)まで発行された銀貨です。重さ10.12g、品位は銀97.81%雑2.06%金0.13%に定められています。表面には、「以南鐐八片換小判一両」の刻印があるように、当時はこの銀貨8枚で金1両と交換できました。1788年(天明8年)、銀の騰貴により鋳造が一旦中止となりましたが、1800年(寛政12年)に鋳造再開。前期を「明和南鐐二朱銀」、後期を「寛政南鐐二朱銀」と呼び、総称して古南鐐二朱銀と呼ばれています。前期は側面がなめらかで、後期は少し小ぶりなうえ側面にヤスリの跡が見られるなど特徴があります。
3.古南鐐二朱銀の希少価値
最初期発行にあたる「明和南鐐二朱銀」の方が希少性が高く、オークションでも人気があります。また、表裏面を縁取っている丸星が全て見えているものは「両面額縁」や「大型」と言われ、こちらも希少価値が高くなるポイントと言えます。発行数が4,750万枚と多い割に高い値が付く古銭の一つです。
4.古南鐐二朱銀の買取査定ポイント
品物の状態によって査定額は変動しますが、前期か後期かの見分けは重要な査定ポイントです。また、当古銭は、中国などで作られた贋作も横行しているため、本物と証明する鑑定書があるかどうかの確認も必要です。デザインの縁取り部分が両面にしっかり見えているかも、価格を左右する大事な確認事項と言えます。
代表的な査定ポイント- 鑑定書の有無
- 傷やくすみがどの程度あるか
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
- サイズや刻印などに特殊なエラーがあるかどうか
- 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
- デザインである縁取りが両面にしっかりあるか
- 発行時期がいつのものか
5.古南鐐二朱銀の取引相場価格
状態や発行時期、鑑定書の有無などによって取引相場は幅広く変動します。過去の取引では、前期の明和南鐐二朱銀(美品から極美品)が17,000円~96,000円で売買されており、最高値は鑑定書付きの極美品の品物です。またネットオークションでは、本物の可能性が高いストア出品の明和型両面額縁の美品が78,500円で落札されています。鑑定書が付き、本物の保証がされた品であれば更に高値が付く可能性もあります。
6.古南鐐二朱銀の買取についてのまとめ
前期の明和南鐐二朱銀と後期の寛政南鐐二朱銀の二種類に分類されている古南鐐二朱銀ですが、前期と後期の間に位置づけされる「中間型」も存在しています。高値がつきやすいのは前期ですが、中間型でも状態が良ければ10,000万円以上も期待できますので、発行時期が気になる品物をお持ちでしたら、確かな専門家への査定をおすすめします。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。
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