李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨(りしちょうせんいちふぁんぎんか りかいちふぁんぎんか)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨を売りたいお客様へ

李氏朝鮮時代の1圜銀貨と李花1圜銀貨は、高額取引がなされている大変価値の高い貨幣です。1876年の朝鮮開国と同時に、日本・中国・ロシアが持ち込んだ外国貨幣が外国人居留地で使用され始めます。李氏朝鮮は、自主独立の近代貨幣制度確立と財政収入確保のために1883年に京城典圜局を開設します。1888年李氏朝鮮1圜(ファン)銀貨が発行され、1892年に李花1圜(ファン)銀貨が発行されました。

2.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨についての解説

日本造幣局で彫刻担当だった稲川彦太郎、池田隆雄が刻印を完成させました。大朝鮮と表記していましたが袁世凱から止められ、1894〜95年は大の文字が消えます。日清戦争終了後から再び大の文字が入ります。京城典圜局で発行された李氏朝鮮1圜銀貨には、李氏朝鮮の国章である太極の巴紋が入り、梨の枝が描かれています。裏面には王の権威を示す双龍の意匠が施されています。銀と銅の比率は9:1で、重さは26.96gです。仁川典圜局で発行された李花1圜銀貨は、太極の巴紋の代わりに李氏朝鮮を表す李花紋が入っています。枝の意匠は、梨から朝鮮の花である木槿(むくげ)に変更されました。銀と銅の比率は9:1で、重さは26.96gです。

3.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨の希少価値

1圜銀貨・李花1圜銀貨ともに希少性の高い貨幣です。李氏朝鮮王朝の高宗と閔妃が、経済近代化と自主独立を目的とし、李氏朝鮮1圜銀貨および李花1圜銀貨の貨幣鋳造を行いました。しかし、当時まだ金銀の保有量が少なくなかなか鋳造できず、新貨幣を受け入れる経済的社会基盤に乏しかったため、これらの銀貨はともに日清戦争まで死蔵されることになりました。発行数も流通数も極めて少なく、希少性があります。

4.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨の買取査定ポイント

1圜銀貨や李花1圜銀貨ともに未使用品と認められると並品の三倍以上の値段で取引されてるため、保存状態が大切です。また、傷や汚れから古銭を適切に保護しケース等に入れているかどうかも査定ポイントです。鑑定書がついていると本物であると判別できるため査定ポイントに含まれます。

代表的な査定ポイント
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • 擦れやキズの少ない美品かどうか
  • 希少性の高い刻印かどうか
  • サイズ違いや刻印ががずれているなどのエラー硬貨かどうか
  • 鑑定書の有無

5.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨の取引相場価格

1圜銀貨・李花1圜銀貨は並品でも高額取引される古銭ですが、貨幣の保存状態の良さによって大幅に価格が変わります。未使用品と認められた1圜銀貨はカタログ価格でも350万、美品のカタログ価格は180万円です。オークションで、縁に少し傷があり、汚れがある1圜銀貨が約277万円で落札されたことがあります。未使用品と認められた李花1圜銀貨のカタログ価格は300万、美品であれば150万です。オークションで、細かな傷や黒ずみがあり刻印が若干潰れているものの、130万で落札されたことがあります。

6.李氏朝鮮1円銀貨 李花1円銀貨の買取についてのまとめ

李氏朝鮮時代の貨幣の中で特に希少性があり、コレクターに大変人気のある1圜銀貨・李花1圜銀貨は、高額取引が見込まれる貴重な古銭です。特に状態の良いものに関しては高額で取引されているため、ご自宅にある方は一度査定してみることをおすすめします。