新南鐐二朱銀 文政南鐐(しんなんりょうにしゅぎん ぶんせいなりょう)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.新南鐐二朱銀 文政南鐐を売りたいお客様へ

1824年(文政7年)より約7年に渡って発行された銀貨です。明和南鐐二朱判、寛政南鐐二朱判に続いて発行され、デザインはそのままに重量が軽くなっているのが特徴です。美品以上であれば1万円以上の取引も望めます。希少性の高い品物の現存数が少ないため、市場に出回った時は100万円近くの値が付くこともあります。

2.新南鐐二朱銀 文政南鐐についての解説

1824年(文政7年)から1830年(天保元年)まで発行された銀貨です。形状やデザインは、それ以前に発行されていた古南鐐二朱銀と同じく、丸玉の縁取りに「以南鐐八片換小判一両」の文字が刻まれていますが、重量が10.12gから7.49gと軽くなっているのが特徴です。書体にも微妙な違いがあるものの見分けは簡単ではありません。規定品位は、銀97.96%、金0.22%、雑1.82%と定められ、約6,000万枚発行されました。

3.新南鐐二朱銀 文政南鐐の希少価値

発行時期は南鐐二朱銀の中で最も新しいですが、未使用品に近い極美品には2万円以上の価値が付くこともあります。新南鐐二朱銀では、両面額縁やお多福といった希少性の高い品物が少ない傾向にあり、もし古銭市場に出れば大きな話題になるでしょう。過去には、表と裏の刻印が上下逆になった「逆打」の品物が、98万円で取引されたケースもあります。

4.新南鐐二朱銀 文政南鐐の買取査定ポイント

買取査定の重要なポイントは、品物の状態、鑑定書の有無、特殊エラーの有無などです。新南鐐二朱銀の場合、未使用品に近い品物も現存しているため、傷や摩耗の程度や刻印の文字の切り立ち(鋭角さ)は確認事項として挙げられます。また、品物の価値を大きく左右するエラーや鑑定書の有無も重要な査定ポイントです。

代表的な査定ポイント
  • サイズや刻印などに特殊なエラーがあるかどうか
  • 傷や摩耗がどの程度あるか
  • 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
  • 鑑定書の有無
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • 刻印の文字の切り立ち具合

5.新南鐐二朱銀 文政南鐐の取引相場価格

並品から未使用品まで、その状態によって取引相場価格は変動します。ネットオークションでは3千円前後~2万円弱の取引が行われていますが、1万円以上で落札されている品物は、極美品や未使用品と思われるものや鑑定書がついているものです。1万8千円の値で落札されたのは、銀の色艶も鮮やかで、摩耗の見られない鋭角な文字などが特徴の品物でした。鑑定書がないものの未使用品として出品されており、鑑定書がついていれば更なる高値が見込めます。

6.新南鐐二朱銀 文政南鐐の買取についてのまとめ

南鐐二朱銀の中で一番新しい銀貨ですが、状態の良いものなら1万円以上の取引も期待できます。ごく稀にある逆打エラーには、100万円近くの値が付いた実績があり、品物の特徴によっては高値がつくこともあるでしょう。お手元にお品物がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。