文政南鐐一朱銀(ぶんせいなんりょういっしゅぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定
1.文政南鐐一朱銀を売りたいお客様へ
1829年(文政12年)から9年間に渡って発行されていた銀貨で、南鐐二朱銀と同様に上質の南鐐銀が使用されています。後に発行される嘉永一朱銀や貨幣司一朱銀に比べ規定量目が重く、また表面の刻印には額面ではなく「以十六換一両」と表示されているのが特徴です。状態によって価格相場は変動しますが、美品や極美品なら10,000円以上の取引も望めます。
2.文政南鐐一朱銀についての解説
1829年(文政12年)~1837年(天保8年)にかけて発行された一朱銀(銀貨)です。品位は、銀98.95%、金0.14%、雑0.91%とされ、重さは2.62gと他の一朱銀と比べてやや重いのが特徴です。また、後に発行される嘉永一朱銀や貨幣司一朱銀は、表面に「一朱銀」と額面が刻印されていますが、本銀貨は「以十六換一両」と表示されており、こちらも見分けるポイントの一つとなっています。
3.文政南鐐一朱銀の希少価値
発行数が多かったこともあり、文字にハネが認められる「ハネ六」や、デザインが表面と裏面で逆になっている「逆打」など、希少価値の高いエラー銀貨がいくつも確認されています。過去には、長いハネをつけた鑑定書付きのハネ六が80,000円で取引されたケースもあり、エラーがより強調された品物には高値が付きやすい傾向があります。
4.文政南鐐一朱銀の買取査定ポイント
品物の状態により査定額は大きく動くため、現在の状態確認は重要な査定ポイントの一つです。また、希少性の高い特徴が見受けられるかどうかも、査定額を左右する重要事項と言えます。刻印の文字や縁取りのバランスなど、細やかな確認が必要です。
代表的な査定ポイント- 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
- 鑑定書の有無
- 傷や摩耗がどの程度あるか
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
- サイズや刻印などに特殊なエラーがあるかどうか
5.文政南鐐一朱銀の取引相場価格
カタログ価格では並品から極美品が12,000円~25,000円の相場ですが、ネットオークションでは鑑定書付き未使用品とされる品が11,600円で落札されるなど、やや低めの相場と見受けられます。ただし、希少性の高い品物は高値がついており、人気の「ハネ六」は鑑定書がなく傷や摩耗も見られる並品でも41,700円で落札されていました。プレミア価値のある品物に鑑定書がついていれば、かなりの査定額が見込めるでしょう。
6.文政南鐐一朱銀の買取についてのまとめ
状態が良ければ、10,000円~20,000円以上の取引も期待できる銀貨です。希少なエラー銀貨も現存しており、過去の取引では極美品の「逆打」に200,000円の値が付いたケースもあります。ハネ六や両面完全額縁などの珍しい品物が紛れている可能性もありますので、お手元に文政南鐐一朱銀がある方はぜひ一度ご連絡ください。
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