安政一朱銀(あんせいいっしゅぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.一朱銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ

一朱銀は江戸時代末期から明治時代に流通した銀貨の一種で、一両小判の16分の1の価値です。大きく分けて3種といわれますが、その中でも字体によってさらに細かく分かれ、中には希少性の高いものもあります。値段も手ごろなので、その違いを楽しむコレクターもいます。

2.一朱銀の発行された時代や見た目の特徴

文政7年(1824年)から明治時代まで通用していた銀貨で、形は長方形短冊形、表面には「一朱銀」と書かれたものと「16枚で一両と交換」と書かれたものがあります。裏面は共通して「定」という刻印と「銀座常是」と書かれているのが特徴です。また縁には丸い点が飾られています。新に造られるにつれて重量が軽くなっていく傾向にあります。

3.一分銀の主な種類

種類には、文政南鐐一朱銀や嘉永一朱銀、明治一朱銀、安政一朱銀があります。一朱印銀であっても、種類によって図案や鋳造枚数などが異なり、取引相場価格も大きく異なります。詳しい情報が気になる方は、ぜひ下記をクリック

文政南鐐一朱銀

1829年(文政12年)から9年間にわたり発行されていた銀貨です。後に発行される一朱銀と比べ、量目が重いのが特徴です。発行枚数が多かったため、「ハネ六」や「逆打」といった希少価値の高いエラーコインが多数確認されています。

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嘉永一朱銀

当時のお台場に築かれた大砲の工賃が一朱銀だったため、「お台場銀」とも呼ばれていた銀貨です。表面の文字の書体によって、その種類は実に100種類以上に分類されます。希少価値の高い種類の場合には、高値での取引を期待することができます。

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明治一朱銀

江戸時代末期から明治時代にかけて流通した一朱銀です。刻印された字の違いによって、その違いは計63種にものぼります。品位はさほど高くないものの、一部は高値で取引されており、書体の違いを楽しむ収集家から人気の銀貨でもあります。

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安政一朱銀

1868年(明治元年)から1年余りという短い期間のみ発行された一朱銀です。約1800万枚が発行され、現存数が多い分、プレミア価値の付いた銀貨も多く確認されています。書体によって希少性が異なり、過去には90,000円前後で取引された銀貨もあります。

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4.一朱銀の発行された歴史・時代背景

文政12年(1829年)に始まった「文政南鐐一朱銀」、嘉永6年(1853年)に始まった「嘉永一朱銀」、明治元年(1868年)に始まった「貨幣司一朱銀(川常)」の3種ですが、嘉永一朱銀については二種の系統があるとされ、天保一分銀派ともいえる字体と安政一分銀派ともいえる字体とに分類されています。前者を嘉永一朱銀と呼び、後者を安政一朱銀と呼ぶこともあります。前者は35種、後者は63種に分類されるなど研究が進んでいます。

5.一朱銀の古銭査定ポイントはこちら

状態のよいものであることはもちろん大切ですが、分類の中の希少性によっては非常に高い査定になるものもありますので、字体の差異がより重要になります。

対象古銭の査定ポイント
  • 鑑定書がついているかどうか
  • コンディションの良い美品かどうか
  • 金の含有率が高いかどうか
  • 図案がはっきり見えるかどうか
  • 流通量が少なく希少性の高いものかどうか
  • キズや摩耗が少ないかどうか

6.一朱銀の特徴や見分け方

一朱銀は、江戸時代後期に流通していた銀貨のひとつです。重量によって価値が決まるそれまでの銀貨と異なり、一朱銀は額面によって価値が決まる計数貨幣として発行されました。貿易のために鋳造された「二朱銀」に次いで登場し、表面には「以十六換一両」または「一朱銀」と印されているのが特徴です。裏面の上部には分銅印、下部には銀座と「常是」という文字が刻まれています。現存枚数が多い中でも、エラーコインや希少性の高い一朱銀は、高値での取引を期待することができます。

7.一朱銀の取引相場価格や高額査定について

場価格は1000円からですが、状態がよく希少性の高い字体であれば1万円近くになることもあります。希少性の特に高くないものと合わせセットで買取りや売却されることもよくあります。 yahooオークションだと、入札はないですが数千円のものが数多くありました。

8.一朱銀ごとの品位と価格一覧

一両小判の16分の1の価値を持つ一朱銀は、書体によって実に多くの種類に細分化されています。現存枚数が多いため、エラーコインも確認されやすく、希少性もそれぞれに異なるのが特徴です。収集家にとっては、その種類の豊富さが一朱銀の人気の理由でもあります。ここからは、一朱銀ごとの品位や特徴、取引相場価格についてご紹介していきます。

文政南鐐一朱銀

古銭の品位:銀98.9%、そのほか1.1% 量目2.63g

鋳造された期間:1829年~1837年(文政12年~天保8年)

それまで発行されていた南鐐二朱銀と同様に、上質の南鐐銀を使用して鋳造された銀貨です。表面の刻印は額面である「一朱銀」ではなく、「以十六換一両」と表示されるのが大きな特徴となっています。発行枚数が多かったため、現存するエラーコインも数多く確認されている一朱銀となります。取引相場価格は、状態の良いもので10,000円~20,000円前後となる他、「ハネ六」や「逆打」のエラーコインの場合には、倍以上の査定額を期待することもできるでしょう。その際には、傷や汚れがないことはもちろん、鑑定書の有無が価格に大きく影響する事になります。

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嘉永一朱銀

古銭の品位:銀98.9%、そのほか1.1% 量目1.87g

鋳造された期間:1853年~1865年(嘉永6年~慶応元年)

量目1.87gと、他の一朱銀よりも若干軽い銀貨です。書体や文字の特徴によって、その種類は35種に分類されます。そのため、現存数の少ない珍しい種類のものは、高値で取引されているのが特徴です。「銀」の1画目が跳ね上がる「跳ね銀」、「座」の3画目が跳ね上がる「跳ね座」、「朱」「銀」「座」それぞれに跳ねがある「三つ跳座」などはその代表種となり、状態の良いものであれば、200,000円近くの査定額が付く場合もあります。その他、「逆座」「定落」のようなエラーコインの場合には、更なる高値も見込まれるでしょう。

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明治一朱銀

古銭の品位:銀80.7%、そのほか19.3% 量目8.66g

鋳造された期間:1868年~1869年(明治元年~明治2年)

裏面の「常」の3画までが川の字のように縦になっていることから、「川常一朱銀」と呼ばれることもある銀貨です。形や見た目はそれまでの一朱銀と似ているため、判別の際には「常」の字で見分けることになります。書体によって種類が36種に分類され、「川常人銀、縦短Vs型」「ス山ヒ銀、縦短Ws型」といった「銀」の刻印に特徴のあるものは、数万円の値が付くプレミアコインとなっています。未使用品であれば90,000円前後の値が付く場合もある他、「定」の字が欠けたエラーコインであれば、更なる高値で取引される場合もあります。

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安政一朱銀

古銭の品位:銀84.5%、そのほか19.3% 量目13.62g

鋳造された期間:1859年(安政6年)

安政一朱銀は「文政南鐐一朱銀」「嘉永一朱銀」「明治一朱銀」と、大きく3つに分類される銀貨です。一両小判の16分の1の価値を持ち、表面には「一朱銀」または「以十六換一両」と刻印されているのが特徴です。字体によって種類は細分化され、嘉永一朱銀においては、天保一部銀派と安政一分銀派に分かれるともいわれています。前者は35種、後者の安政一朱銀においては、その種類は実に63種にまで及びます。相場価格は1000円からと手ごろなこともあり、字体の違いを楽しむ収集家に人気の古銭です。希少性の高くないものであっても、枚数が揃っていればセットでの買取も見込むことができるでしょう。

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9.一朱銀評価額一覧表

一朱銀は、数万円以上の値が付くことが期待できますが、種類や状態によっては30万円以上の値がつくこともあるでしょう。次の表では弊社が独自で調査した評価額を一覧にしてまとめました。評価額のため買取価格とは異なるのでご注意ください。上品は未使用に近い品、中品は多少摩耗のあるもの、下品は全体的に摩耗や変色など劣化がみられるものになります。

種類上品中品下品鋳造した枚数
文政南鐐一朱銀   60.624.280枚
普通品2.5万円1.8万円1.2万円 
嘉永一朱銀   4.267.332枚
普通品12万円8万円5万円 
跳分12万円8万円6.5万円 
跳銀20万円13万円10万円 
明治手4万円3万円2万円 
非行叉川常6.5万円4.5万円3万円 
非行叉川常跳分15万円10万円5.5万円 
非行叉川常跳分10万円8万円5.5万円 
明治一朱銀   18.742.000枚
普通品1万円0.6万円0.35万円 
安政一朱銀   706.400枚
普通品33万円20万円15万円 

10.一朱銀の査定依頼をしたお客様の声

新潟県にお住まいのY.K様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:新潟県
  • お品物の種類:文政南鐐一朱銀

Y.K様が査定をした理由

部屋の大掃除をしていたところ、棚の奥から古いお金が2、3枚出てきました。家族や親戚、誰も心当たりがないため、どうやらなくなった父が生前保有していたもののようです。どのようなものか調べようにも、手がかりも何もないため、その方法も分かりません。こちらの業者は、息子が調べて教えてくれました。まずは相談だけでもと、電話でお話させてもらいました。

Y.K様がSATEeeeを利用した感想

買取査定というものの存在も知らなかったので、何もかもが初めての経験でした。まず電話口の対応が、とても丁寧だったことに驚きましたね。古銭についての解説も詳しく、取引相場も含め、大変参考になりました。結果的に、思いがけない買取価格に満足しております。古銭以外にも骨董品を取り扱ってらっしゃるようなので、また何か見つけたらぜひお願いしたいです。

神奈川県にお住まいのS.H様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:神奈川県
  • お品物の種類:嘉永一朱銀

S.H様が査定をした理由

長年骨董品の収集を趣味にしてきたのですが、将来のことを考え身の回りの品を整理することにしました。ある程度まとまった数があるため、本当に価値のあるものは手元に残し、息子たちに譲り渡す予定です。確かな目で査定してもらいたかったため、知識と実績が豊富なこちらの業者を選択しました。電話対応が良かったのも、最終的に決断した決め手ですね。

S.H様がSATEeeeを利用した感想

長年古銭を集めてきたため、自分自身もある程度知識はあるつもりでした。しかし、現在の買取相場まではさすがに分からず、今回の査定は勉強になりましたね。自分が入手した頃より高値で取引されているものもあり、大変驚きました。査定額で納得した上で買い取っていただけるのは、品物に思い入れがある時は特に良いのではないかと思います。今回の査定額を参考にしながら、手元に残すものと買取に出すものと、検討したいと思います。

岐阜県にお住まいのH.M様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:岐阜県
  • お品物の種類:嘉永一朱銀

H.M様が査定をした理由

義母の遺品整理をお願いしたく、買取査定を依頼しました。お茶を嗜み日本文化を好んでいた義母は、着物や茶道具だけでなく、古美術や骨董品も多く収集していたからです。特に、古銭は古く汚れていて、素人目には全く価値の分からないものでした。日中はパートと家事で忙しいため、遺品整理にもなかなか時間が取れずにいました。そんな中でも、こちらはメールで好きな時にやり取りできるのが依頼を決めたポイントでした。

H.M様がSATEeeeを利用した感想

古銭は見た目が汚れており、決して美しいものではなかったため、買い取ってもらえればそれでいいかなくらいに考えていました。しかし、どうやら珍しいものだったらしく、思いがけない査定額に大変驚いております。やはりプロにお願いして良かったと、納得することができました。古銭以外にも査定してもらいたい品がたくさんあったため、幅広いジャンルに対応してくださる業者さんで大変満足しております。

愛媛県にお住まいのE.M様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:愛媛県
  • お品物の種類:明治一朱銀

E.M様が査定をした理由

先日何気なくインターネットを見ていたところ、手元にある銀貨が高い値で取引されているのを知りました。自分でネット上で取引するのは不安があったため、まずは専門業者であるこちらに査定をお願いしました。本当に価値がある銀貨であれば、そのまま買取をお願いしたかったからです。飲食店を営んでおり、仕事の時間が不規則なため、手軽に利用できるLINEで連絡できたのも決め手のひとつです。

E.M様がSATEeeeを利用した感想

買取査定は初めてだったのですが、相談から査定までとてもスピーディーなことに大変驚きました。古銭に関する知識もとても豊富で、素人がネットで取引しないで良かったとつくづく感じましたね。査定額に納得すればすぐに現金化できるのも、大きなポイントだと思います。実家に話したところ、どうやらまだ眠っている骨董品があるようです。色々なジャンルに対応しているとのことだったので、折を見てまたお願いしたいと考えています。

鳥取県にお住まいのO.S様

  • お問い合せ地域:鳥取県
  • お品物の種類:安政一朱銀
  • お品物の種類:明治一朱銀

O.S様が査定をした理由

今回は、亡くなった祖父が持っていた古銭の査定をお願いしました。同居する祖母も両親も、買取に関する知識は全くなかったからです。私自身も、今まで買取の専門業者を利用したことはありません。近くにはリサイクルショップはあるのですが、古銭の専門知識はないようでした。ネットでリサーチしたところ、こちらは幅広いジャンルの買取に対応しておられたため、メールで問い合わせさせてもらいました。

O.S様がSATEeeeを利用した感想

かなり古い銀貨でしたが、祖父が丁寧に保管していたこともあり、高い額で査定してもらい大変満足です。近くに専門の買取業者がない地域の場合、こういったインターネットに対応している業者は大変助かりますね。当初は戸惑いがあった祖母も、親切な対応と説明に、納得して買取に出すことを決断できたようです。おかげさまで、次回は自分が持っている古美術の査定をお願いしようかと話しております。

11.一朱銀の査定・買取希望についてのまとめ

明治時代にまで使われた古銭としては新しい部類の銀貨です。品位もあまり高くないので希少性の高いもの以外は高い査定額にはなりません。しかし値段も手ごろで、ひとつひとつの差異を自らが楽しむという意味ではコレクターの間でも人気があります。もし売却をお考えで、かつ複数枚お持ちであればセットとして持ち込むのも一案でしょう。そのときには必ず古銭専門の業者で希少性のあるなしを判断してもらうことをおすすめします。