満州中央銀行券(まんしゅうちゅうおうぎんこうけん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.満州中央銀行券の古銭を査定・買取希望のお客様へ

満州中央銀行券は戦時中、中国東北部を日本が占有していた時代に建国された満州のなかで発行された銀行券です。その価値は額面や保存状態によって変動します。このページでは、満州中央銀行券の種類や歴史、査定の際のポイントや取引相場価格などについて詳しく解説します。満州中央銀行券の種類によっては、数十万円の査定価格になることも期待できるでしょう。

このページの目次

2.満州中央銀行券の見た目の特徴などを解説

満州中央銀行券は、新貨幣制度が制定されてからそれまでの紙幣が満州中央銀行券に移行するまでの間に、それまで使用していた紙幣東三省官銀行券に加刷した紙幣が使用されていました。大きさも85mm×168mmのものや、92mm×162mmのものなどが存在しています。種類や保存状態にもよりますが、希少価値の高い紙幣であれば20万円~50万円ほどの高額が期待できます。

3.満州中央銀行券の代表的な種類を紹介

満州国は1932年から1945年の間に現在の中国東北部にある満州に存在した、日本の傀儡国家です。元々は中国の紙幣が使われていましたが、満州国建国に伴って日本の貨幣を流通させることに至った歴史的な経緯があります。

満州中央銀行券 改造券

改造券は中華民国の紙幣に加筆をされて使用されていました。満州中央銀行券の中では最古のものであり、甲号紙幣が発行されたのと同時に廃止となりました。

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満州中央銀行券 甲号紙幣

満州中央銀行が初めて発行した紙幣です。5種類の額面があるものの、満州国の国旗と満州中央銀行のイラストは共通しています。他の満州中央銀行券よりもデザインがシンプルなので見分けやすいです。

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満州中央銀行券 乙号紙幣

乙号紙幣は、中国の偉人が描かれたデザインが特徴的です。日本銀行兌換券と同様の様式となり、孔子や孟子など、額面によって異なるデザインが採用されています。乙号紙幣からは、偽造防止策として、人物すかしが採用されています

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満州中央銀行券 丙号紙幣

乙号紙幣のデザインを少し改良したものが丙号紙幣です。百圓、拾圓、五圓、壹圓、五角に加え、壱角紙幣が追加されました。乙号紙幣と同様に、流通数が多い傾向にあります。

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満州中央銀行券 丙改紙幣

戦況が悪化してしまったことから、デザインは丙号紙幣と同様ですが、インクや用紙を変えてつくられることとなったのが、丙改紙幣です。額面の高いものは流通が少ないため、高価買取が実現しています。

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満州中央銀行券 丁号紙幣

満州国内ですべての紙幣が印刷されたことから、他の満州中央銀行券と比較しても印刷が粗悪なものが目立ちます。1944年のみの発行のため希少価値は高く、高価買取が期待できます。

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4.満州中央銀行券の古銭査定ポイントはこちら

戦時中の1932年、満州国が建国されると、内地から大量の紙幣が持ち込まれた際にインフレを引き起こしてしまうことが懸念されました。そこでインフレの対策として満州中央銀行が設立され、満州中央銀行券を発行するようになります。制定されたばかり新貨幣制度に則って満州中央銀行券は作られましたが、満州中央銀行の設立から2年ほどは、内地で使用されていた改造券に朱印の加刷をした紙幣多く流通していました。

対象古銭の査定ポイント
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • 発行年月日や発行場所が希少性の高いものかどうか
  • 紙幣の額面が高額であるかどうか
  • 改造券かどうか
  • 折り目やしわ、汚れの少ない美品であるかどうか

5.満州中央銀行券が発行された歴史・時代背景

満中央州銀行券の買取査定では、しわや折り目がないか、シミなどの汚れがないかというところが非常に重要なポイントになってきます。また1,000円紙幣であったり、発行場所や発行年月日によっては希少性の高いものもあり、高額の査定が期待できます。

6.満州中央銀行券の取引相場価格や高額査定について

当時の高級紙幣であった丙改券1,000円紙幣などは、希少性も高く20万円からの高額査定になることもあり、また美品であればそれ以上の高値も考えられます。また、改造券などは1円紙幣でも1万円~5万円、10円紙幣になると3万円~10万円ほどの査定価格を期待することができます。そのほかの種類でも、発行年月日や発行場所によっては希少性の高いものもあり、数万円の値がつくこともあります。

7.満州中央銀行券の品位と価格一覧

満州国で流通した満州中央銀行券には、改造券・甲号紙幣・乙号紙幣・丙号紙幣・丙改紙幣・丁号紙幣の6種類があります。特に初期に発行された改造券や、末期に発行された丙改紙幣・丁号紙幣は、発行枚数自体が少ないため希少性が高い傾向にあります。

満州中央銀行券 改造券

1932年(昭和7年)

改造券は、満州国が建国されて初めて使われた紙幣です。まだ独自の紙幣を印刷する設備が整っておらず、中華民国の紙幣に加筆をして使用されていたのが特徴的です。後ほどご紹介する甲号紙幣の発行と共に、改造券は回収される事となりました。1932年の1年間のみ発行された紙幣のため、現存数が少なくて希少価値が高いです。

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満州中央銀行券 甲号紙幣

1932年~1933年(昭和7年~昭和8年)

満州中央銀行にて1932年から発行が開始された紙幣が、甲号紙幣です。先ほどご紹介した改造券は、中華民国の紙幣に加筆したものだったため、事実上は甲号紙幣が満州国出初めて発行された紙幣となっています。種類は5種類あり、満州国の国旗のデザインが印象的です。

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満州中央銀行券 乙号紙幣

1935年~1938年(昭和10年~昭和13年)

満州中央銀行券は、乙号紙幣から、日本銀行兌換券と同じような様式となりました。表面には満州国の紋章や中国の偉人が、裏面には満州中央銀行行章がデザインされています。百圓・拾圓・五圓・壹圓・五角の5種類がありますが、額面での査定額の差はそれほどありません。その反面、エラー紙幣は高値で取引された実績もあります。

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満州中央銀行券 丙号紙幣

1941年~1944年(昭和16年~昭和19年)

先ほど紹介した乙号紙幣のデザインを少し変更したものが、丙号紙幣です。乙号紙幣は百圓・拾圓・五圓・壹圓・五角の種類でしたが、丙号紙幣からは1角が追加されました。流通数が多いため通常のものの希少価値はあまり高くありませんが、ソ連軍票が付いたものなどが高価買取が実現しています。

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満州中央銀行券 丙改紙幣

1944年(昭和19年)

太平洋戦争の戦況悪化に伴い、紙幣の印刷に関わる経費を削減するために印刷方式を変更したものが、丙改紙幣です。具体的には紙幣の番号を省略したり、使用する用紙やインクを変更しています。額面によって価値が大きく異なる点が特徴的で、高額な100円・1,000円券は希少価値が高いです。1,000円券に至っては、未使用品が95万円で取引された実績もあります。

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満州中央銀行券 丁号紙幣

1944年(昭和19年)

丁号紙幣は満州国内で製造することとなったため、印刷の粗悪さが特徴的です。五分・五角・壹仟圓の3種類があります。1年間のみの発行のため希少性は高く、中には大きな印刷ミスによる絵柄のずれがあるものが2万円を超える価格で取引された実績もあります。

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8.満州中央銀行券の査定依頼をしたお客様の声

東京都にお住まいのT.K様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域: 東京都
  • お品物の種類:乙号紙幣・丙号紙幣

T.K様が査定をした理由

大学のサークルで古銭の歴史を学びつつ細々とコレクションをつくっていました。しかし、卒業を機に廃部となってしまうので、集めたコレクションを手放すことにしました。はじめは代表者が買取ショップへ持ち込もうとしていましたが、思い出作りもかねてサークルメンバー全員で話を聞きたいと考え、出張買取に対応してくれる業者を探していました。

T.K様がSATEeeeを利用した感想

インターネットで検索していて、買取コネクトさんのページを見つけました。出張買取の対応エリアだったので、サークルで使用している場所で査定を依頼できないか相談したら、了承して頂きました。可能であれば複数の業者に依頼しようと思っていましたが、説明もわかりやすくて対応もスピーディだったので、買取コネクトさんでの取引に至りました。

福島県にお住まいのM.N様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域: 福島県
  • お品物の種類:丙改紙幣

M.N様が査定をした理由

先日70歳の誕生日を迎えたことを機に、少しずつ終活を兼ねて不用品の整理を始めました。若い頃に知人からもらったまま残してあった満州中央銀行券も捨ててしまおうと考えていたら、たまたま遊びに来ていた孫に「捨てるのはもったいない!お宝かもよ?」と言われ、初めて買取査定に出してみることにしました。

M.N様がSATEeeeを利用した感想

孫は20代前半なので、パソコンやスマートフォンの操作に詳しく、オンラインで査定をお願いできる買取コネクトさんを見つけて教えてくれました。不慣れながらも孫に聞きながら手続きをし、思った以上の価格で引き取って頂けることとなりました。今後も何かありましたら、買取コネクトさんを利用したいと思っています。

宮崎県にお住まいのS.M様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域: 宮崎県
  • お品物の種類:丁号紙幣

S.M様が査定をした理由

趣味で集めている古銭・古紙幣コレクションを定期的に整理していて、毎回買取コネクトさんに依頼をしています。メールやLINEで査定をしてくれるのがとても手軽で良いですね。今回は満州中央銀行券の査定をお願いすることにしました。

S.M様がSATEeeeを利用した感想

すでに何度か買取コネクトさんでの買取依頼をしていますが、毎回違う業者を紹介してくれるので、かなり多くのパイプを持っていらっしゃるのだと思います。どの業者の方もとても印象がよく、説明もわかりやすいので、安心して取引ができています。時には思った以上の査定額となることも多いので助かっています。これからもよろしくお願いします。

山梨県にお住まいのY.N様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域: 山梨県
  • お品物の種類:乙号紙幣

Y.N様が査定をした理由

趣味で古銭のコレクションを楽しんでいるのですが、妻になかなか理解されず、とうとう処分するように言われてしまいました。どうやら彼女の目には古銭コレクションがガラクタに見えるようで、もしこれがお宝であるとわかれば少しは理解してもらえるのでは、と考えて査定のみをしてくれる業者を探していました。

Y.N様がSATEeeeを利用した感想

そもそもあまり件数もないので、一度すべての古銭コレクションを査定してもらうことに決めました。結果的には思っていたより少し安い査定額となってしまいましたが、それぞれ納得のいく説明を頂けたので、むしろ信頼度が増しました。具体的な価値を伝えたら、妻の見る目も少し変わったようです。ありがとうございました。

群馬県にお住まいのS.T様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域: 群馬県
  • お品物の種類:丙号紙幣

S.T様が査定をした理由

親族がなくなられたので、遺品整理に行きました。その際に状態の良い満州中央銀行券の丙号紙幣が数枚見つかり、処分するのはもったいないという話になりました。しかし皆さん多忙で買取ショップへ行く暇もなく、私が代理でオンライン査定に対応している業者がないか調べることになりました。

S.T様がSATEeeeを利用した感想

初めはオークションサイトに出そうと思いましたが、やはりプロの査定を受けたいと考え、インターネットで調べたところ、買取コネクトさんのページを見つけました。古銭に関する知識がない素人なので、無事に手続きができるか不安でしたが、丁寧に教えて頂けたので対応できました。

9.満州中央銀行券の査定・買取希望についてのまとめ

改造券や1,000円券は、高額査定の可能性が高い満州中央銀行券です。ほかにも種類は多くありますが、数万円程度の高値が付く希少性の高い紙幣を見分けるのは困難です。満州中央銀行券をお持ちであれば、ぜひ一度査定に出してみることをおすすめします。

その他の在外銀行券について

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