旧国立銀行券 5円(きゅうこくりつぎんこうけん ごえん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.旧国立銀行券 5円の古銭を査定・買取希望のお客様へ

「旧国立銀行券 5円」は現在は流通していない兌換紙幣に分類される紙幣として、明治期に使われていました。旧国立銀行券は明治政府が設立した国立銀行が発行していた通貨で、1円~20円で計5種類あり、5円札は真ん中に位置します。西南戦争やインフレといった諸事情から現在一般人が持っている可能性はとても低く、だからこそ市場での人気が高い古紙幣です。

2.旧国立銀行券 5円の発行された時代や見た目の特徴

1873年から1899年まで扱われていました。サイズは80mm×190mm。表面には田植えと稲刈り、農業に励む人々が描かれています。当時の紙幣には歴史や産業をモチーフにした図案がよく採用されていました。裏面に描かれている図は富士山をのぞむ日本橋の風景です。かつての日本橋は、富士見といえば日本橋、といわれるほどの名スポットでした。

3.旧国立銀行券 5円の発行枚数や希少価値

旧国立銀行券がとても珍しい理由は、流通していた分のほぼ全てが明治政府の手で回収されたからです。当時の日本は1877年の西南戦争をおもな理由とした急激なインフレに悩まされていました。時の大蔵卿、大隈重信はこれを解決するため旧紙幣を全国的に回収。同時に新紙幣へ切り替える政策をとります。紙幣整理とも呼ばれるこの流れにより、旧国立銀行券をもつ一般人はきわめて少なくなったのです。もし当時の5円札が完璧な美品で残っていれば、200万円以上の価値があると言われています。

4.旧国立銀行券 5円の古銭査定ポイントはこちら

まず重要になってくるのは美品か否かです。しかし発見時点で欠損が目立つ状態でも、自力で直そうとせず、そのまま査定に出しましょう。無理に修復すると逆に傷つく場合が多いですし、旧国立銀行券ならば傷があっても高額査定される可能性はじゅうぶんあります。

対象古銭の査定ポイント
  • 寸法が合わなかったり印刷があからさまにズレている(査定額上昇の可能性)
  • かつて鑑定されたことを証明する鑑定書があるか
  • 保存に気をつかったか(専用のケース、和紙、密封袋などで保管がオススメ)
  • 折れ目や穴が目立たない美品か
  • 保存に気をつかったか(専用のケース、和紙、密封袋などで保管がオススメ)

5.旧国立銀行券 5円の取引相場価格や高額査定について

近年のネットオークションで目立つ案件ですと、三つ折りの跡がハッキリと残っているうえ、折り目の端が欠けている5円札が2017年に出品されました。お世辞にも良い状態とは呼べない品物です。しかし実際には82件もの入札がなされ、700,000円で落札されました。他にも虫食いがある品が500,000円で取引されるなど、旧国立銀行券の5円札には状態が悪くとも高値買取が成立した実績が多くあります。

6.旧国立銀行券 5円の査定・買取希望についてのまとめ

「旧国立銀行券 5円」は、その希少性から数十万円での高値買取が期待できる素晴らしい紙幣です。しかしレプリカ品ですと相場は1万円以下にまで落ちこんでしまいます。真贋判定に必要なものは正しい知識と観察眼になるので、旧国立銀行券の5円札をお持ちでも、すぐにネットオークションなどに出品せず、まずは査定を検討してみてはいかがでしょうか。

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