信濃全国通用札(しなのぜんこくつうようさつ)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.信濃全国通用札の古銭を査定・買取希望のお客様へ

信濃全国通用札は、信濃国内で独自に発行していた紙幣です。限られた土地でのみ流通していた紙幣であることから、当時の暮らしぶりを伝える歴史的資料としても高く評価されています。市場でもその価値は非常に高く、状態の良いものであれば50万円近い値で取引される高額商品となっています。

2.信濃全国通用札の発行された時代や見た目の特徴

明治2年(1869年)、信濃では19組織の共同により、信濃国内で通用する紙幣が発行されました。1200文、600文、100文の3種の額面はすべて同じデザインで統一され、表面には信濃全国通用と印刷されています。明治2年の12月には明治政府により信濃全国通用札の発行は禁止され、翌年には通用も停止されることとなりました。

3.信濃全国通用札の発行枚数や希少価値

信濃国内のみで流通していた信濃全国通用札は大変希少価値が高く、現存するものが少ない古銭です。その価格は額面に比例し、状態の良いものであるほど高値で取引されることになります。100文札でも3~10万円で取引されており、最高額面である1200文札は、状態によっては数十万円以上の額が見込まれる場合もあるでしょう。

4.信濃全国通用札の古銭査定ポイントはこちら

信濃全国通用札の査定額は、保存状態によって大きく異なることになります。そのため、密閉ケースなどで保管された状態の良いものほど高い査定額を見込むことができるでしょう。また、種類等でも査定金額は変わり、特に印刷ミスによるエラー品は大変珍しく、コレクターからの注目を集める品のひとつとなっています。

対象古銭の査定ポイント
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • 破れや折目のない美品であるか
  • サイズ違いや印刷がずれているなどのエラー紙幣かどうか
  • 鑑定書がそろっているかどうか
  • 希少性の高い通し番号であるか

5.信濃全国通用札の取引相場価格や高額査定について

信濃全国通用札は希少性が高く、市場に出回ることが稀な紙幣です。実際にネットオークションでは、美濃高須藩100文は53,300円で取引されています。こちらは使用感があるものの、表面に信濃全国通用札の印字が確認でき、朱印の擦れもない品です。他にも、約111㎜×35㎜の「飯田藩100文」は42,500円となっています。600文や1200文であれば、数十万という高値にも期待できます。

6.信濃全国通用札の査定・買取希望についてのまとめ

歴史的価値を有する信濃全国通用札は、コレクターからの需要の高い紙幣です。一方で発行期間が短く、現存するものが少ないことが市場での希少価値を高めています。買取時にも安定した額を見込むことができるため、お手元にお持ちの際にはぜひ査定をおすすめしたい古銭のひとつであると言えるでしょう。

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