ドラクマ貨（どらくまか）を高価買取！古銭の査定ポイントを徹底解説！

1.ドラクマ貨を売りたいお客様へ

ドラクマ貨とは古代ギリシャ体制の基本となった貨幣であり、名前の由来は、つかむというの動詞のドゥラットーからと言われております。古代ギリシャ世界で最も広く流通していたコインでもあり、買取価格は状態にもよりますが数万円～十万円程度で取引されています。ここではドラクマ貨の取引相場や解説、種類について解説しています。

2.ドラクマ貨についての解説

ドラクマ貨には、発行された地域や年代によってさまざまな図柄があります。発行した国の王の図柄であることもあり、パルティア王国のドラクマ銀貨にはフラーテス4世、ササン朝ペルシアのコインはホスロー2世が描かれています。大きさは小さいものは15ｍｍ前後、大きいものは33ｍｍ前後とかなりばらつきがあります。

3.ドラクマ貨の種類

ドラクマ貨（テッサリア地方）

紀元前350年～紀元前325年にかけて製造されたドラクマ貨です。図柄は表面がラリッサ、裏面が馬になっています。サイズは20.4mm×19.3mm、重さが約5.95ｇになります。

ドラクマ銀貨（イオニア地方）

紀元前340年～紀元前325年にかけて古代ギリシャイオニア地方の都市エフェソスのドラクマ銀貨です。表面はミツバチ、裏面は四分割刻印が描かれており、ドラクマ貨にしては小さく直径約15ｍｍ、重さ約3.16ｇです。

ドラクマ貨（パルティア王国）

紀元前38年～紀元前3年にかけてパルティア王国で発行されたドラクマ銀貨です。表面はフラーテス4世、裏面は射手になっていて、大きさは約19.6ｍｍ、重さは約4.03ｇです。

4.ドラクマ貨の買取査定ポイント

ドラクマ貨というのは古代世界で使用された通貨単位であるため発行された地域や年代によってその査定価格は大きく変わります。また、古い貨幣なため保存状態によって金額が左右されますので、ケースなどに入れることをお勧めします。また、鑑定書がついていて本物だと証明できるかなどが査定の重要なポイントになります。

• 鑑定書の有無
• 希少性の高い種類かどうか
• 保存ケースに保管してあるか
• クリーニングをしているかどうか
• 保存状態は良好か

5.ドラクマ貨の取引相場価格

ドラクマ銀貨は、その種類によって査定額が大きく変わります。ネットオークションなどでは、古代ギリシャ世界のテッサリーロドス島のドラクマ銀貨はヘリオス神とバラをかたどった2.68ｇの小さな銀貨ですが、キズが比較的少なく図柄がはっきりしているためか8万6千円で落札されています。その他、アッティカアテネのアテナ女神とフクロウの図柄が描かれたドラクマ貨も4.16ｇと小型ですが、これも図柄が比較的はっきりしているため5万8千円で落札されています。

6.ドラクマ貨の買取についてのまとめ

ドラクマ銀貨のドラクマとは古代世界で広く使用された通貨単位であったため、様々な地域でドラクマ銀貨が発行されています。そのため種類が多く、希少性の高いものや人気のある種類であれば数万円～十万円程度の査定額が見込めるでしょう。もし査定をご希望であれば、価値が下がる恐れのあるクリーニングなどはやめておくことをおすすめします。

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