エレクトラム貨(えれくとらむか)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.エレクトラム貨を売りたいお客様へ

エレクトラム貨とは古代ギリシャにおいて、金と銀の合金であるエレクトラムを使用して作られたコインです。銀が含まれているため純金と違い錆びるのが特徴の合金で、その色合いから琥珀金とも呼ばれます。買取価格は状態にもよりますが数万円~数十万円程度で取引されています。ここではエレクトラム貨の解説や種類、取引相場について解説しています。

2.エレクトラム貨についての解説

エレクトラム貨は、古代ギリシャ世界のさまざまな地域や年代で発行されています。その図柄はヘルメス神やアポロ神、アルテミス女神などの神々や、ライオンやスフィンクスなどがかたどられています。大きさは額面にもよりますが多くは約10mm前後~20mm程度になります。

3.エレクトラム貨の種類

エレクトラム貨(キジコス地方)

キジコス地方で作られた額面がステータルのエレクトラム貨です。表面の図柄が猟犬とマグロで、裏面は四分割刻印になっています。大きさは直径約17mm、重さ約16.16gです。

エレクトラム貨(レスボス島)

古代ギリシャ世界のレスボス島で作られたエレクトラム貨です。額面はヘクテで表の図柄は女神デメテル、裏面は三脚鼎がかたどられています。大きさは約11mm、重さは約2.51gになります。

エレクトラム貨(イオニア地方)

紀元前387年~紀元前326年にかけてイオニア地方で製造されたコインです。表面にはニンフ、裏面には四分割刻印が描かれており、大きさは約10mm、重さは約2.5gになります。

4.エレクトラム貨の買取査定ポイント

発行された地域や年代も重要ですが大きさや品位のよっても査定が大きく変わります。また保存状態が良好であるかどうかやクリーニングはしていないか、鑑定書がついていて本物と証明できるかどうかも査定価格に関わる大切なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 保存用のケースに保存されているか
  • 保存状態は良好か
  • クリーニングはしているかどうか
  • 大きさや種類
  • 鑑定書の有無

5.エレクトラム貨の取引相場価格

エレクトラム貨は、ネットオークションで、紀元前450年~紀元前350年ごろの古代小アジアのミシュア、キュジコスで作られた表面がフクロウ、裏面が四分割刻印のエレクトラム貨が8万2千円で落札されています。コイン自体は2.67gと小さく、キズやヒビなどが目立ちますが絵柄がはっきりしていてつぶれていないためか高額で落札されています。鑑定書があればより高額が期待できるでしょう。

6.エレクトラム貨の買取についてのまとめ

エレクトラムとよばれる合金で作られたエレクトラム貨は、種類や大きさによって査定価格が大きく変わります。特に、絵柄がはっきりしているものはより高額が期待でき、数万円~数十万円の価格が考えられるでしょう。もし査定をご希望であれば、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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