石州丁銀(せきしゅうちょうぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定
1.石州丁銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ
16世紀に島根県は石見銀山の銀で作られた丁銀です。大きさは大小様々で製造過程で入る細かなひび割れが特徴と言えます。極印があるものと無いものが存在し、無いものの方が古いとされています。現存数は極めて少なく、博物館に所蔵されるほど珍重されており、本物であれば数百万円の値が付きます。
2.石州丁銀の発行された時代や見た目の特徴
16世紀後半、島根県石見銀山より産出された銀で作った丁銀(銀貨)です。平たい長楕円形状をしていますが、寸法や量目は一定ではありません。秤量貨幣として切って使用することも多かったため、現存する中には切銀も存在し、また、薄く打ち延ばした際に出るひび割れが見られるのが特徴です。極印の無い銀半の他に、毛利氏への運上や幕府への献上用とされる銀半には「御公用」の極印が、軍用に貢納したとされる銀半には「石州銀文禄二卯月日」の極印があります。
3.石州丁銀の発行枚数や希少価値
石見銀山の銀の産出が盛んになったのは1533年(天文2年)頃です。今から400年以上前の極めて希少な古丁銀で、江戸時代に発見された完全品15点と切銀29点は、現在毛利博物館に所蔵されています。2007年に地元島根のコレクターが古銭鑑定人所有の石州丁銀を購入した際には大きな話題となり、新聞にも掲載されたほどです。
4.石州丁銀の古銭査定ポイントはこちら
レプリカや偽物も多く存在しているため真贋を見極めることが、まず必要な査定事項と言えます。当時の精錬不足と打刻の圧力により入るひび割れの有無、厚み、経年による黒っぽい色合いなどは重要なポイントです。また、石州丁銀の中でも、無銘のものの方が古いとされているため、極印の確認も必要でしょう。
対象古銭の査定ポイント- 完全品であるか、切銀であるか
- 鑑定書の有無
- 傷や劣化、変色がどの程度あるか
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
- 特徴的なひび割れがあるか
- 極印の有無
5.石州丁銀の取引相場価格や高額査定について
現存数が非常に少ないため、本物であれば相当な高値がつきます。800万円~1,500万円という取引相場のデータもありますが、過去に古銭商が行った取引では、縦10.3cm、幅5.3cm、重さ132gの鑑定書付き完形品(極印無し)が650万円で取り引きされています。取引のタイミングにも寄りますが、いずれにしても非常に高い値が付くことは間違いありません。
6.石州丁銀の査定・買取希望についてのまとめ
博物館にも納められるほどの極めて希少な品物で、本物なら数百万円の査定額が見込めます。もし、お手元にあれば、古銭市場でも大変な話題になるでしょう。レプリカや巧妙に作られた偽物も横行しているため、まずは専門家への査定をおすすめします。
その他の丁銀について
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