享保丁銀(きょうほうちょうぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.享保丁銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ

1714年(正徳4年)から鋳造された銀貨幣です。極印が9つ以下のものを享保丁銀と、初期に鋳造された10以上の極印があるものを正徳丁銀と呼びます。正徳丁銀は全体の約1%しか存在していないとされ、場合によっては100万円以上の値も期待できます。

2.享保丁銀の発行された時代や見た目の特徴

1714年(正徳4年)~1738年(元文3年)まで通用していた秤量用の銀貨幣です。ナマコ型の形状で時代印の打刻はなく、「大黒像、常是、寶」の極印が9箇所以下のものを享保丁銀、10箇所以上のものを正徳丁銀(初期鋳造のもの)と分類できます。品位は銀80%、銅その他が20%と定められ、重さや寸法には個々でばらつきがあります。

3.享保丁銀の発行枚数や希少価値

存在するほとんどが極印9箇所以下の享保丁銀で、初期の鋳造とされる極印10箇所以上の正徳丁銀は全体の1%程度と少なく希少性が高いです。また、享保丁銀、正徳丁銀ともに大黒像の極印が12面体施された祝儀用の品も存在しており、こちらは通常よりも高い価格が期待できます。

4.享保丁銀の古銭査定ポイントはこちら

享保丁銀かその初期型の正徳丁銀かは、場合によって4倍から7倍の価格差があるため、重要な査定ポイントの一つです。また、全体的に極端な軽重が見られる品物には高値がつきやすい傾向が見受けられますので、品物の量目を確認することも必要な確認事項と言えます。状態の良し悪しはもちろん、極印の種類や数も査定額に影響する重要なポイントです。

対象古銭の査定ポイント
  • 鑑定書の有無
  • 完成品と切銀のどちらかか
  • 傷や変色など、経年劣化がどの程度あるか
  • サイズや重さが通常と極端に異なっていないか
  • 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
  • 刻印の数や種類

5.享保丁銀の取引相場価格や高額査定について

個人も参加できるネットオークションでは通常型の美品が10万円前後で取り引きされており、信頼性が認められやすい古銭市では同じく通常型美品が15万円程度から取引されています。状態にもよりますが、通常型の並品から美品の現在の取引相場は、数万円~20万円前後と考えられるでしょう。珍しい10面極印の美品は、86万円の値で落札された実績があります。量目が150g以上100g以下の品物には通常より高値で取引される傾向がありますので、10面以上の極印と極端な量目違いなど希少な条件が揃えば100万円以上も望めるでしょう。

6.享保丁銀の査定・買取希望についてのまとめ

極印数が9箇所以下と10箇所以上の2種類がある秤量貨幣です。10箇所以上の極印があるものは初期型で正徳丁銀と言われ、通常型より高値で取引されています。重さによって高値がつきやすいケースもありますので、お持ちの品物が気になる方は一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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