慶長丁銀(けいちょうちょうぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.慶長丁銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ

「慶長丁銀」は、1601年(慶長6年)から約90年間鋳造されていた秤量専用の銀貨です。鋳造時期や極印の種類、数によって6種類に分けられ、本物であれば安いものでも10万円以上、希少性の高い種類には数百万円の査定額が見込める珍重品と言えます。古銭市場でも多くは出回らない大変希少な銀貨です。

2.慶長丁銀の発行された時代や見た目の特徴

1601年(慶長6年)~1695年(元禄8年)に鋳造されていた丁銀です。品位は銀80%とその他20%、長楕円形で寸法や量目は一定ではありません。随所に極印が刻まれているのが特徴で、古鋳、前期、後期と鋳造時期に分けられ、その他に「12面丁銀」や「沢潟丁銀」、祝儀用に作られたとされる「12面大黒丁銀」など、計6種に分類されます。

3.慶長丁銀の発行枚数や希少価値

後期鋳造、前期鋳造、12面丁銀、12面大黒丁銀、沢瀉丁銀の順に希少価値が高くなり、査定額もそれに比例します。特に、12面大黒丁銀や沢瀉丁銀は大変珍しく、古銭市場では数百万円の高値で取引されることで知られています。

4.慶長丁銀の古銭査定ポイントはこちら

査定額は品物の状態によって変動しますので、傷や劣化など状態の把握は大事な査定ポイントです。また、鋳造時期や極印の種類、数の見極めは価格を左右する大きなポイントですので、必要な確認事項として挙げられます。

対象古銭の査定ポイント
  • 傷や劣化がどの程度あるか
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • サイズや刻印などに特殊なエラーがあるかどうか
  • 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
  • 鋳造時期がいつのものか
  • 極印の文字や大黒の有無、極印数

5.慶長丁銀の取引相場価格や高額査定について

通常の下品から上品では、前期なら15万円~80万円、後期なら10万円~50万円が取引相場です。12面丁銀でしたら上品で150万円前後、12面大黒丁銀の上品は300万円前後も期待できるでしょう。過去には、量目179.9g、12面打の後期(鑑定書付き上品)が170万円で取り引きされています。また、ネットオークションでは、鑑定書付きで鋳造時期不明の美品は27万円で落札されており、鋳造時期や種類によって相場価格は幅広く変動します。

6.慶長丁銀の査定・買取希望についてのまとめ

発行時期や極印の種類によっては数百万円の価値が付く、大変珍しい希少な銀貨です。計6種類のどこに分類されるのかを見極めるのは容易ではないため、慶長丁銀をお持ちの方は、保存状態の良し悪しも含め、確かな専門家の査定をおすすめします。

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