文政丁銀(ぶんせいちょうぎん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定
1.文政丁銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ
1820年(文政3年)から22年ほど通用した秤量貨幣です。元文丁銀と似ていますが、上下に刻まれている極印の「文」の書体が草書体になっているのが本貨幣です。通常では8面極印ですが、それよりも多い極印が打たれている品物は高い希少価値が付きます。また、通常型であっても量目が規格外の品物には10万円以上の値が付くこともあります。
2.文政丁銀の発行された時代や見た目の特徴
1820年(文政3年)~1842(天保13年)まで通用された丁銀で、先に発行されていた元文丁銀と区別するため、新文字丁銀や草文丁銀と呼ばれることもあります。品位は銀36%、銅その他64%で、量目はそれぞれで微妙に異なります。極印は、「大黒」「常是」「寳」と共に、草書体の「文」が刻まれているのが特徴で、真書体の元文丁銀と区別することができます。
3.文政丁銀の発行枚数や希少価値
通常は8面打刻ですが、上納用に鋳造されたと言われる12面打刻の珍しい種類も現存しています。12面がすべて大黒像の品物ともなれば100万円以上の値もつく希少品です。重さは不定ですが、極端に軽いもの、極端に重いものには希少価値が付き、高値で取引されるケースもあります。
4.文政丁銀の古銭査定ポイントはこちら
品物の状態によって査定額は変動するため、現在の状態を把握するのは大事な査定ポイントと言えます。また、希少性の高い8面よりも多い極印が打刻されているものは、通常の10倍以上の価値がつくこともあり、極印の種類と数の確認も重要です。
対象古銭の査定ポイント- 規定の品位(金、銀、雑などの割合)が保たれているか
- 鑑定書の有無
- 傷や色調など経年劣化がどの程度あるか
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
- 量目に極端な軽重があるか
- 極印の種類や数
5.文政丁銀の取引相場価格や高額査定について
状態の良い通常型では3万円~6万円程度が現在の取引相場ですが、鑑定書付き200.9gの並品は10.5万円の値で落札されており、やはり規格外と思われる量目の品物には高値がつく傾向があります。また、大変珍しい12面大黒極印は、157.9gの美品(鑑定書不明)が104.9万円で落札されたケースもあります。文政丁銀の重さや希少な種類のものであれば、数十万円以上の高額査定も十分期待できるでしょう。
6.文政丁銀の査定・買取希望についてのまとめ
本物で状態が良ければ、通常型でも数万円の値が付く丁銀です。一般的な重さから極端に外れているものや、希少性の高い極印数であれば、更に高値を望むこともできるでしょう。お手元のお品に気になる点がある方は、是非一度査定を進めてみてはいかがでしょうか。
その他の丁銀について
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