会子(かいし)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.会子を売りたいお客様へ

会子は、中国南宋時代に流通した紙幣です。日本の市場にはあまり出回ることのなく希少性が高い品物と考えられております。また、偽造されたものや偽物ではないが、複製品も出回っているのが特徴です。本記事では、会子の希少価値や取引相場、解説などを詳しく説明させていただきます。

2.会子についての解説

会子とは、中国の北宋時代に、大都市の金融業者が発行した民間の約束手形の一種です。時代が下り、南宋の時代になると、南宋の首都の臨安や徽州で民間流通していた会子に政府は目をつけ、紙幣として発行するようになりました。しかし、会子の発行が乱発したため、後に使用されなくなった紙幣です。臨安会子や行在会子と呼ばれる会子が首都周辺で流通していました。漢文で書かれた会子の説明書きとその下に城壁のようなイラストがデザインされている紙幣です。サイズとしては、縦が19cm、横が14mmとなっております。

3.会子の希少価値

会子は、ネットオークションでの落札価格が数百円台の品物ですが、日本国内での流通量が少なく希少性のある品物だと言えます。さらに、中国では偽物が多く流通しておりますので、会子をお持ちの方は、鑑定書がありますとより高額な査定になることが多いです。

4.会子の買取査定ポイント

会子は、保存状態の良し悪しが査定ポイントにあげられます。保存状態によって価格が変化するため、現状の紙幣の状態は重要です。水濡れや破れ対策をしっかりとして管理する必要のある品物です。また、偽物も多いので、鑑定書などがあることによっても査定金額が変わります。

代表的な査定ポイント
  • 本物か偽物かどうか
  • 破れや折り目の少ない美品かどうか
  • 鑑定書の有無
  • サイズ違いや印刷がずれているなどのエラー紙幣かどうか
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか

5.会子の取引相場価格

インターネットオークションで、行在会子庫という会子が639円で落札されています。こちらの品は、紙の保存状態が良くなく、印字もと読み取りにくい品物なため、この値だったと考えられます。他にも、インターネットオークションで、6,900円で落札された縦19cm、横14cmの行在会子庫第壱貫文省という会子があります。写真はない品物でしたが、シミや汚れがあった品物です。種類によって金額の幅大きいのが特徴になります。

6.会子の買取についてのまとめ

会子は、宋(北宋)の官営紙幣としても継承され、さらに南宋になってから、1160年に政府が紙幣として発行した紙幣です。インターネットオークションなどでも日本国内での取引実績が少なく、希少な品物なため、偽物も出回っているので注意が必要です。会子をお持ちの方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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