菊10銭アルミ貨(きくじゅっせんあるみか)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.菊10銭アルミ貨を売りたいお客様へ

戦略物資として銅が必要となったため、アルミ青銅貨が廃止し、アルミ100%の硬貨として菊10銭アルミ貨が発行された古銭です。昭和15年銘から昭和18年銘まであり、さらに2度にわたる量目変更が行われているため、全部で6種類にわけることができます。ここでは、菊10銭アルミ貨の希少性や取引相場について解説します。

2.菊10銭アルミ貨についての解説

菊10銭アルミ貨は、昭和15年に軍需確保のために銅が枯渇し、アルミ青銅貨に変わってアルミニウム100%で鋳造された小銭です。その後戦争が長期化し、さらに金属不足となりアルミニウム確保のため、2度量目が変更されています。デザインは、表が中央に菊の紋章、上部に十銭、下部に枝葉が描かれていて、裏は中央に桜、上部に大日本、下部に年号が刻まれており、直径が22mmです。他にも昭和15年前期は重量1.5g、昭和16年後期から18年前期は1.2g、昭和18年後期は1gと分かれております。

3.菊10銭アルミ貨の希少価値

菊10銭アルミ貨は、昭和15年に初めて発行され、昭和18年まで鋳造されています。量目の変更により、昭和15年と16年前期は重量1.5g、昭和16年後期から18年前期は1.2g、昭和18年後期は1gで量目の違いを含めると全部で6種類になります。最も高値が期待できるのが昭和18年銘の量目1.2gで未使用品になると1万円を超える高値が期待できます。

4.菊10銭アルミ貨の買取査定ポイント

菊10銭アルミ貨は、発行した年と量目、保存状態がポイントとして挙げられます。最も高値が期待できるのが昭和18年銘の重量1.2gの完全未使用品で、高額にも期待できます。また、エラー品など珍しいものも高値に繋がることが期待できるので、発行年、量目、保存状態、貨幣の種類に注目すると良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態のよいものであるか
  • いつ発行されたものか
  • 量目はいくらか
  • どの年代のものか
  • ケースなどで保存されているか

5.菊10銭アルミ貨の取引相場価格

菊10銭アルミ貨は、発行年や量目、保存状態によって査定結果が変わってきます。ネットオークションを見てみると、昭和15年の美品が300円で落札されていました。また、昭和18年1.2gの特美品が4,180円で取引されておりました。多少傷や汚れがありますが、刻印ははっきりとしています。未使用品や、エラー品など珍しいものであればさらなる高値が期待できます。

6.菊10銭アルミ貨の買取についてのまとめ

菊10銭アルミ貨は、通常は数十円から数百円で取引されていますが、年号と量目によっては1万円を超える高値が期待できます。また、エラー品など希少性の高い種類についてはさらに高値が期待できますので、まずは買取業者の査定を受けてみてはいかがでしょうか。

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