元文豆板銀(げんぶんまめいたぎん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1.元文豆板銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ
80年以上にわたって流通していた元文豆板銀は現存数も多いのですが、極印(ごくいん)と呼ばれる刻印の種類や貨幣の形状などによっては10万円前後の高値が付く貨幣です。本記事では、元文豆板銀の取引相場価格や希少価値などについて詳しく説明していきます。
2.元文豆板銀の発行された時代や見た目の特徴
1736年(元文元年)頃に鋳造されました。額面の記載はなく、必要な分だけ切り分けて使う秤量貨幣ですが、もともと小額なため、同時期に発行された「元文丁銀」に平行して使用されていました。銀の産出量が減少していたこともあり、純度(品位)が低く、銀の含有量は50%を切っていました。時代を表す文の文字や寶(たから)、常是(じょうぜ)の文字、大黒天像が打刻されています。5gから7g程度のものが主流ですが、露銀(つゆぎん)と呼ばれる1gに満たない小粒のものも多く取り引きされています。
3.元文豆板銀の発行枚数や希少価値
元文豆板銀は1736年ごろから1818年(文政元年)ごろまで長く流通していた上、吹替え(貨幣鋳造)を行い発行枚数を増やしました。そのため、現存数も多く希少性は高くありませんが、貨幣によっては珍重されます。大型のものや重いもの、形のきれいなものは高額な評価が付くこともあります。円や楕円、その名のとおり豆のようなフォルムをした豆板銀が多いですが、なかには変形タイプも存在し通常のものよりも高値で取引されています。極印が大黒天像なら2万円前後ですが、文の文字が集まった群文であれば数十万円と高値が期待できます。
4.元文豆板銀の古銭査定ポイントはこちら
元文豆板銀の買取査定ポイントとしては、状態が良いかどうかです。傷や汚れなどがある場合は、減額の対象ともなってしまいますが、美品や未使用品などは使用尾品に比べて、高く査定してもらえる傾向がありますので、ケースなどに入れて保管すると良いでしょう。また、鑑定書があるとさらに良い査定にも期待できます。
対象古銭の査定ポイント- 鑑定書の有無
- 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
- キズや汚れの少ない美品かどうか
- 大ぶりで重いかどうか
- 希少性の高い極印かどうか
- 極印がはっきりしているかどうか
5.元文豆板銀の取引相場価格や高額査定について
重さ1g以下の露銀で3千円前後の値が付きます。5gより大きいものになると1万5千円から2万円ほどで取り引きされますが、極印の種類などによっては10万円を超すこともあります。ネットオークションでは、5.7gの元文豆板銀が出品され、14万円で落札されています。若干のキズや汚れがありますが、片面が大黒天像、もう片面が群文で鑑定書が付いています。キズや汚れ、摩耗などが少なく、刻印が鮮明であればより高額での取引も見込めます。
6.元文豆板銀の査定・買取希望についてのまとめ
江戸中期の不況下で流通した元文豆板銀は、現存数が多いながら瓢箪型のような変形タイプもあり、貨幣によっては高値が期待できます。極印の種類や大きさなどによって、評価額が3千円から50万円を超すものまであります。ぜひ一度、査定に出されてみてはいかがでしょうか。
その他の豆板銀について
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