日本銀行券A号　議事堂10円（にほんぎんこうけんえいごう　じゅうえん）の買取相場価格を解説！SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.日本銀行券A号　議事堂10円の古銭を査定・買取希望のお客様へ

日本銀行が発行した8種類の内の1つが「日本銀行A号　議事堂10円」です。戦後間もなく製造されたため、不純物が混じっているなど紙質もよいとは言えません。現在も有効な紙幣ですが、古銭市場では額面以上の評価が付きます。紙幣の状態にもよりますが、200円から1,500円ほどで取り引きされています。

2.日本銀行券A号　議事堂10円の発行された時代や見た目の特徴

1946年（昭和21年）2月25日、戦後半年ほどして発行されました。紙幣のデザインについてはGHQから度重なる指導があり、制約も多かったためにGHQによる陰謀説が飛び出すほど一般には評判の悪かった紙幣です。1953年（昭和28年）7月28日には代議士から紙幣の廃止案も提出されました。支払停止日は1955年（昭和31年）4月1日ですが、10円硬貨が流通し始めたこともあって、廃止案提出後には製造をストップしています。大きさは縦76mm、横140mmで表面には国会議事堂、裏面は彩紋になっています。

3.日本銀行券A号　議事堂10円の発行枚数や希少価値

現在も額面どおり10円として使える紙幣です。発行枚数も多く、特に希少性が高いというものではありません。民間でデザインされ、印刷も一部、民間工場で行われていたために透かしもなく、偽造紙幣が多く出回りました。印刷技術もまちまちで、工場によっては評価が高いものもあるのです。大日本印刷の秋田工場で製造されたものは最も人気が高く、3,000円から4,000円で取り引きされています。

4.日本銀行券A号　議事堂10円の古銭査定ポイントはこちら

偽造紙幣が出回った経緯があるので、真贋のほどに注意が必要です。もともと品質にバラつきがあるので、見極めは容易ではありません。どの工場で印刷したものかもポイントです。さらには紙幣番号の並びやエラーの有無など高額査定に繋がる場合があります。未使用品や帯付きならより高額査定が期待できます。

• 鑑定書の有無
• サイズ違いや印刷がずれているなどのエラー紙幣かどうか
• 希少性の高い工場で印刷された紙幣かどうか
• 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
• 希少性の高い通し番号かどうか
• 破れや折り目の少ない美品かどうか

5.日本銀行券A号　議事堂10円の取引相場価格や高額査定について

通常は100円前後と言われていますが、紙幣の状態によっては数千円になります。未使用品で1,500円、極美品なら800円、美品で400円、並品は200円ほどというのが通常の取り引き価格です。図柄のプリント漏れや彩色ミスなどがあれば評価も高くなります。ネットオークションでは裁断しきれなかった、いわゆる福耳付きの「議事堂10円」が出品されたことがあります。シワやキズ、シミや汚れも目立つ上に、紙幣の右側が福耳もろとも大きくカットされていますが、30件の入札があり、17,249円で落札されました。

6.日本銀行券A号　議事堂10円の査定・買取希望についてのまとめ

額面は10円でもそれ以上の価値を生む可能性を秘めた「議事堂10円」は、過去、さまざまな物議を醸してきました。現在もまた、印刷された工場や記番号、福耳のあるなしで買い取り価格に大きな差が出ることもある紙幣です。数万円の高額査定につながる場合もあるので、お持ちの方は一度査定を進めてみてはいかがでしょうか。

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