日本銀行券A号　彩紋5円（にほんぎんこうけんえいごう　さいもんごえん）の買取相場価格を解説！SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.日本銀行券A号　彩紋5円の古銭を査定・買取希望のお客様へ

日本銀行が発行した5円紙幣は9種類あります。それ以前の旧紙幣も含めると14種類もの5円紙幣が発行されてきました。「彩紋5円」はそのなかで最も新しい紙幣です。現在も額面どおり5円として通用しますが、古銭市場ではそれ以上の値が付きます。

2.日本銀行券A号　彩紋5円の発行された時代や見た目の特徴

1946年（昭和21年）3月5日に発行が開始されましたが、その年限りで製造が終了しています。支払い停止日は1955年（昭和30年）4月1日です。大きさは縦68mm、横132mmで、GHQ指導の下、民間でデザインされました。軍国主義を思わせるなどとして当時、ほとんどの肖像画が却下されたため、表面、裏面ともに彩紋が印刷されています。日本印刷産業連合会によれば、彩紋とは円弧・楕円・波状線などを複雑に組み合せてつくった精密な幾何学的模様で、紙幣に用いれば偽造防止になるということですが、実際には偽造が多発しました。

3.日本銀行券A号　彩紋5円の発行枚数や希少価値

凸版印刷や大日本印刷などの民間工場でも印刷している上、透かしもないので偽造紙幣が多く出回りました。当然、発行枚数も相当数になるため、希少価値といった点では評価は低めです。印刷や裁断といった、製造過程でのエラーやコレクターに好まれがちな紙幣番号のものであれば査定価格は15,000円前後にまで上昇します。

4.日本銀行券A号　彩紋5円の古銭査定ポイントはこちら

日常で使われていたものではなく、見本紙幣になると希少価値もアップします。使用済みの穴あき紙幣もそうです。穴が開いているということは偽造ではないという証拠でもあるので、クリアケース等に入れて傷まないように保存しましょう。民間工場で印刷されていたこともあって、色ムラや濃淡が均一ではないかもしれません。自己判断せず、そのままの状態で査定に出すことをお勧めします。

• 希少性の高い工場で印刷された紙幣かどうか
• サイズ違いや印刷がずれているなどのエラー紙幣かどうか
• 希少性の高い通し番号かどうか
• 破れや折り目の少ない美品かどうか
• 鑑定書の有無
• 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか

5.日本銀行券A号　彩紋5円の取引相場価格や高額査定について

民間の印刷工場に委託したことで印刷業界を活性化させるきっかけになった「彩紋5円」は、未使用品で1,800円、極美品なら1,000円、美品で600円ほどです。並品でも300円という評価です。ネットオークションに印刷エラーの認められるものが出品され、7,002円で落札されたことがありました。状態もよく、未使用に近い美品です。印刷不良によるものとみられる、白い筋が大きく5本入っています。表面、裏面ともに筋が入っていて40件の入札がありました。このようにエラーなどが見受けられれば高値につながります。

6.日本銀行券A号　彩紋5円の査定・買取希望についてのまとめ

戦後の制約が厳しいなか、民間でデザインされて印刷も一部が民間で行われた「彩紋5円」は発行枚数こそ多いものの、紙幣によっては額面以上での評価が付きます。印刷工場やエラー紙幣であればプレミアが付くこともあります。保存状態がよければさらなる査定額アップも望めます。

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