越後寛字印切銀(えちごかんじいんきりぎん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.越後寛字印切銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ

江戸時代初期に越後の国、長岡藩で発行され、領地内のみで流通していた地方貨幣です。現存数が少ないので、市場では高額で取り引きされています。商業が発達した日本海沿岸地域で決済用に鋳造されました。銀の含有量が多く非常に質のよい銀貨です。

2.越後寛字印切銀の発行された時代や見た目の特徴

特定の額面はなく、必要な分だけをその都度、切り分けて使用する、秤量貨幣です。商業決済や武将への恩賞として用いられていました。灰吹き法という製法で精錬された、板状の銀に寛の文字が打刻されています。細長い長方形や正方形が多く、銀の純度(品位)は92%という非常に質の高い貨幣です。

3.越後寛字印切銀の発行枚数や希少価値

領地内でのみの使用であったため、鋳造量も少なく現存数も限られているので、希少価値は高いと考えられます。キズや汚れが目立つ並品で25万円、それほど摩耗が進んでいない美品なら45万円、目立った傷みが見受けられず、極印(ごくいん)と呼ばれる刻印が鮮明な極美品なら60万円ほどの評価が付きます。サイズが大型のものや重いものほど買取価格もアップします。

4.越後寛字印切銀の古銭査定ポイントはこちら

秤量貨幣という特質上、使われるたびに小さくなっていくので、大ぶりで重いものは貴重で高値の査定に期待できます。また、未使用品に近ければ近いほど、キズや汚れ、摩耗が少なく、極印が鮮明で文字が容易に読み取れるような極美品なら60万円以上の高額査定が期待できます。

対象古銭の査定ポイント
  • 大ぶりで重いかどうか
  • 希少性の高い極印かどうか
  • キズや汚れの少ない美品かどうか
  • 鑑定書の有無
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか
  • 極印がはっきりしているかどうか

5.越後寛字印切銀の取引相場価格や高額査定について

商業決済に用いられていたため、貨幣自体が小さく、キズや汚れなどの傷みが目立つものが多いのが現状です。それでも評価は高く、通常、出回っているものよりかなり小ぶりなものでも15万円前後の値が付きます。ネットオークションでは3.72gの美品が25万円で落札され、入札件数は6件でした。寛という極印の文字もはっきり読み取れるものでしたが、小ぶりなので価格的には抑え気味と言えるかもしれません。大ぶりで重さもあるものなら60万円前後の評価は見込めます。

6.越後寛字印切銀の査定・買取希望についてのまとめ

江戸時代の初期に発行された越後寛字印切銀は、15万円前後から60万円前後の評価が付く希少価値の高い貨幣です。特に、美品や未使用品は希少価値が高いと考えられておりますので、もしご自宅にお持ちの方は、是非査定に出してみてはいかがでしょうか。

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