但馬南鐐銀(たじまなんりょうぎん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1.但馬南鐐銀の古銭を査定・買取希望のお客様へ

江戸時代初期から中期の地方貨幣です。幕府の直轄地、但馬生野銀山山内でのみ、通用していました。現存数が少なく、高値が期待できる古銭となっております。こちらは、但馬南鐐銀の取引相場価格や査定ポイント、希少価値について詳しくご説明させていただきます。

2.但馬南鐐銀の発行された時代や見た目の特徴

1648年(慶安元年)から1725年(享保10年)頃にかけて、但馬生野銀山山内で使用されていた領国貨幣です。銀の純度が99.5%と非常に高く、重量は2.90gで、現存数も少ないので、市場では高額で取り引きされています。もともと鉱夫の賃金を払うために鋳造されたもので、一分銀として使用されました。長方形で、表面には但馬、裏面には南鐐と記載があります。文字はいくつかの異なる種類が確認されていて小字、中字、大字、細字などで評価額が変わります。また、通常の字体を古書と呼んでいますが、異書という、通常とは異なる字体の貨幣も存在します。

3.但馬南鐐銀の発行枚数や希少価値

地方貨幣は本来の発行量が少ないので、現存数も限られ、希少価値は高くなります。また、資料もあまり残されておらず、歴史的見地から見ても貴重なため、高値に繋がるかもしれません。但馬南鐐銀は一般的に中字の古書が使われていたようで、数も多いため、小字の方が評価が良いと考えられており、次に異書、大字が高額となり、状態によっても価格などが変動します。

4.但馬南鐐銀の古銭査定ポイントはこちら

地方貨幣についての資料があまり多くないですが、この時代の古銭は贋作などが多く出回っているため、贋作かどうか確認すると良いでしょう。判断が付かない場合は、鑑定して頂いて上で鑑定書など付きますと査定する上での評価も上がる可能性もあります。また、汚れや傷に関しては、ケースなどに入れに状態を保ちつつ、直射日光などを避けることをおすすめします。

対象古銭の査定ポイント
  • 贋作かどうか
  • 鑑定書の有無
  • 希少性の高い極印かどうか
  • キズや汚れの少ない美品かどうか
  • 極印がはっきりしているかどうか
  • 劣化を防ぐため密閉されたケースなどを使用して保存しているか

5.但馬南鐐銀の取引相場価格や高額査定について

良質な銀という意味の南鐐にふさわしく、高品位の但馬南鐐銀は、20万円前後から100万円超の高値で取り引きされています。ネットオークションでは大字の古書、美品が35万円で落札されました。こちらは、若干のキズと摩耗が確認されますが、極美品と言ってもよいくらいの品です。入札件数は6件でした。古書ではなく異書なら、さらなる高値が期待できます。

6.但馬南鐐銀の査定・買取希望についてのまとめ

幕府の直轄地、但馬生野銀山山内で流通していた但馬南鐐銀は銀の品位が高く、大変希少価値のある貨幣です。記載文字の種類などによって20万円前後から100万円前後と評価額に幅があるので、ぜひ一度ご相談ください。

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