盛岡銀判(もりおかぎんばん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.盛岡銀判の古銭を査定・買取希望のお客様へ

盛岡銀判は、幕末の慶應4年(1868年)に発行された銀判です。銀品位も高く古銭的価値もあるため、現在の市場において数十万円の査定になることが多く、珍しい種類のものでは、値段がつけられないほどの価値を持ちます。このページでは、盛岡銀判の種類や取引相場価格などについて、説明していきます。

2.盛岡銀判の見た目の特徴などを解説

この銀判が鋳造されたのには、戊辰戦争の軍資金を調達するという目的がありました。銀品位は99.5%と非常に高く、これは高い品質で鋳造した方が、軍費を調達するのに有利であると考えたためです。形状には角が丸くなった長方形のものと、楕円のものがあります。中央に「八匁」か「七匁」という刻印がされており、槌でつけられた模様である槌目は見られないのが特徴です。

3.盛岡銀判の代表的な種類を紹介

盛岡銀判には、盛岡銀判 八匁(長方形)と盛岡銀判 七匁(楕円)の2種類があります。盛岡銀判 七匁の方は、試鋳貨幣であったため大変珍しく、現存しているものは、東京大学経済学研究所にある1点のみとされています。それぞれの詳細が知りたい場合は、下記をクリックして確認してみてください。

4.盛岡銀判の古銭査定ポイントはこちら

発行が始まったのは、慶應4年(1868年)のことで、盛岡藩が鋳造を行なっていました。その年の3月から9月にかけては1日に約150枚が製造されました。戊辰戦争のために江戸幕府の許可を得て、鋳造が始まったものの、この時期は明治維新の直前でした。また、今残っている盛岡銀判はどれも状態が良いということからも、あまり流通しなかったのではないかとされています。

5.盛岡銀判が発行された歴史・時代背景

査定において、キズや摩耗が少ないかどうかは特に大切です。古銭は刻印などが入っているため、摩耗が少なく、はっきりとデザインが確認できるものは高く評価されます。また、盛岡銀判 七匁などの珍しい古銭の場合、真品である証明になる鑑定書が付属している方が、付属していないものよりも高額な査定になる可能性が高いです。

対象古銭の査定ポイント
  • 保存状態が良く摩耗が少ないかどうか
  • 鑑定書がついているかどうか
  • 図案がはっきりと残っているかどうか
  • コンディションの良い美品かどうか
  • 銀を多く含んでいるかどうか
  • ほとんど流通しておらず、希少性のあるものかどうか

6.盛岡銀判の取引相場価格や高額査定について

盛岡銀判 八匁の取引相場価格は、およそ15万円から20万円ほどで、状態によれば50万円程度になる可能性もあります。盛岡銀判 七匁の場合は、試作品であることから、推定されている現存枚数も数枚しかありません。そのため、市場には出回っておらず、取引相場価格も不明で、査定においても価値をつけることが難しいです。もし買取が行われる場合には、かなりの高額になることが考えられるでしょう。

7.盛岡銀判の査定・買取希望についてのまとめ

この銀判は、戊辰戦争の軍事費用の調達のため、江戸幕府からの許可のもと鋳造された地方貨幣です。発行されてすぐに明治維新が起こったことで、あまり流通せずに多くが綺麗な状態のままで残っています。どちらの種類も古銭的価値が高く、約15万円から50万円、もしくはそれ以上になることもあるので、もしお持ちであれば、ぜひ査定に出されると良いでしょう。

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