長崎貿易銭(ながさきぼうえきせん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.長崎貿易銭の古銭を査定・買取希望のお客様へ

長崎貿易銭は、万治2年に鋳造がスタートしました。中国やオランダと貿易取引の際に使用することを目的としてつくられたものです。現在の市場では、数百円から数万円で取引されることが多く、オークションなどでも見かけることができます。このページでは銭貨の種類や査定のポイント、取引相場価格について詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

2.長崎貿易銭の見た目の特徴などを解説

この銭貨は、貿易取引専用の銭貨として使用するために、幕府に依頼を行い鋳造が始まりました。銅でできているため、銅銭の不足に陥っていた中国では大変重宝されました。どの種類であっても、形は円形で、中央には正方形の穴があるのが特徴です。また、中央の穴を囲むように書かれた文字の字体には、いくつかの種類があります。

3.長崎貿易銭の代表的な種類を紹介

長崎貿易銭には、元豊通宝、嘉祐通宝、熙寧元宝、祥符元宝、紹聖元宝、天聖元宝、治平元宝の7種類があります。どれも見た目は似ていますが、取引相場価格は大きく異なる場合もあります。詳細が知りたい場合は、下記をクリックして確認してみてください。

4.長崎貿易銭の古銭査定ポイントはこちら

寛永通宝の鋳造が始まり広く流通するようになると、それまで使用していた古銭の使用を停止し、その古銭をオランダなどへ多量に輸出していました。しかし、長崎では中国など諸外国との取引の中で銭貨を求める声が高まっていたため、万治2年(1659年)から長崎貿易銭を本格的に鋳造することとなります。鋳造が終わったのは貞享2年(1685年)のことでした。

5.長崎貿易銭が発行された歴史・時代背景

買取査定で特にポイントとなることは、キズなどが少ないコンディションの良いものであるかどうかです。また、この銭貨の場合は、宋銭と呼ばれる中国で鋳造されていたものの銘をそのまま使用しているため、見た目は同じでも長崎貿易銭ではないということがあります。宋銭であれば当然価値は変わってくるため、証明となる鑑定書がついていると、積極的に買い取られる可能性が上がります。

対象古銭の査定ポイント
  • 保存状態が良く図案の摩耗が少ないか
  • 鑑定書が付属しているか
  • コンディションの良い美品か
  • 希少性の高い書体のものであるか
  • 流通量が少なく、希少性の高いものか
  • 中国で鋳造された宋銭ではないか

6.長崎貿易銭の取引相場価格や高額査定について

取引相場価格は種類によってさまざまですが、数百円から数万円前後になることが多いです。紹聖元寳や元豊通寳の場合は、数百円から1千円ほどで、天聖元寳、祥符元寳、熈寧元寳、嘉祐通寳の場合は、1千円から1万円ほどです。治平元寳も数千円から1万円程になることが多いですが、この中では珍しい銭貨なので、もう少し高値の査定になることも望めます。

7.長崎貿易銭の査定・買取希望についてのまとめ

長崎貿易銭は貿易取引専用として鋳造が行われました。長崎からオランダや中国に多く輸出され、オランダからはさらに中国、ベトナムへまで輸出されていました。場合によっては1万円以上の査定結果が得られることもあるので、お持ちの場合は、ぜひ査定を検討してみてはいかがでしょうか。

穴銭・絵銭について