[新寛永] 下野国足尾銭(しもつけのくにあしおせん)の買取相場価格を解説!SATEeee古銭買取で一括無料査定

1.下野国足尾銭の古銭を査定・買取希望のお客様へ

今でいう栃木県である下野国で作られた下野国足尾銭は、コレクターの間でも人気の寛永通宝です。「おあし」の語源になったともいわれる興味深い点とサイズにばらつきがあり、サイズの大きいものであれば思わぬ高値がつくこともあるからです。

2.下野国足尾銭の発行された時代や見た目の特徴

形は円形で中心部には正方形の孔があり、表面には「寛永通寶」の文字が上下左右の順で刻まれています。裏に「足」の字があること、サイズにばらつきが多いことが特徴です。サイズの大きいものは価値が高く、「永」の字の初めの一画である点の角度、「足」の字の口の大きさなど細かい字体の差異があります。

3.下野国足尾銭発行された歴史・時代背景

下野国足尾銭は寛保元年、1741年から製造された銅銭です。栃木県にある足尾銅山の銅の産出量が減少し、困窮した足尾銅山を救済する目的で鋳造されたといます。 裏面に足の字が書かれていることから、お銭のことを「おあし」といった語源はこの下野国足尾銭からではといわれています。

4.下野国足尾銭の発行枚数や希少価値

希少度からいえば、あまり高いものではありません。ただサイズのばらつきがあることが下野国足尾銭の特徴なので、標準サイズより大きいものであれば思った以上の高値がつくことがあります。また標準サイズであってもその字体に特長があれば、買取価格も大きく変わってきます。

5. 下野国足尾銭の買取査定ポイント

クリーニングされすぎ古銭らしさを失っていないこと、サイズが標準以上であること、あとは字体です。特に字体については専門家に任せた方がよいほどの細かい差異になります。もうひとつ、すべての寛永通宝にいえることですが、母銭かどうかも査定ポイントになります。銅の質、技術の細かさが格段に高い母線は査定価格も高くなります。

  • サイズは標準以上に大きいものか
  • 字体に希少性があるか
  • 母銭かどうか

6.下野国足尾銭の取引相場価格や高額査定について

サイズも字体も標準的できれいなもので百円程度なので、古銭専門店では手間賃程度にしかならず買取拒否ということもありえます。が、下野国足尾銭の場合、サイズが大きいものであれば500円を超えることも、字体に特長があれば1000円を超えることもあります。
yahooオークションでは、数百円程度で出品されているものがありました。本物保証の鑑定書はありませんが、鑑定済みであれば値段がつきやすい事は明らかと言えるでしょう。

7.下野国足尾銭の査定・買取希望についてのまとめ

昭和時代まで作られていたこと、江戸時代を中心に250年もの長い間作られ続けたことから、希少価値は高くはないものの、ときには意外な査定価格が出ることもあり、コレクターの間で人気の高い下野国足尾銭です。しかしその差異は非常に細かいもので素人が判別するのが容易ではありません。古銭買取専門の店で楽しみに鑑定を受けられることをお勧めします。

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